OSHO said

20世紀の覚者、OSHO(バグワン・シュリ・ラジニーシ)の講話

16.愛はその始まりにおいてはいつも美しい

<OSHOの講話より> 

質問:私は今すごく美しい関係性の中にいます。けれども、関係性はいつもこんな風なものなのでしょうか? 

愛はその始まりにおいてはいつも美しい。なぜなら、あなたはその中にあなたの破壊的なエネルギーを持ち込まないからだ。始まりにおいて、あなたはその中にポジティブなエネルギーを持ち込む・・・2人はともに互いのエネルギーをポジティブに分かち合う。ものごとはただとても素晴らしく過ぎ去っていく。 

だが、次第にネガティブなエネルギーが溢れ始める。あなたはそれをいつまでも抱え込んでいることが出来ない。だから、あなたのポジティブなエネルギーを使い尽したなら・・・それはとても小さい・・・。ところがネガティブなものは大変大きい。 

うん?ポジティブなものはほんの少ししかない。数日のうちにハネムーンは終わる。そしてネガティブなものがやってくる。そうすると地獄がその扉を開く。人は何が起きたのかを理解することが出来ない・・・ほんとうに美しい関係性、なぜ それが暗礁に乗り上げたようになるのか? 

もし人が、まさにその始まりから覚めているなら、そうはならない。だから、関係性の中にあなたのポジティブなエネルギーを注ぎ込みなさい。だが、遅かれ早かれネガティブなものが入り始めることを覚えておきなさい。 

ネガティブなものが入ってくる時、あなたは自分1人でそのネガティブなものを解き放つべきだ。部屋に入り、ネガティブなものを解き放ちなさい。それを他人に投げ捨てる必要はない。もしあなたが大声で叫び、怒りたいなら、部屋に入りなさい。そして、叫び、怒り、枕を叩くのだ。 

というのも、誰も暴力的になって他人に物を投げるべきではないからだ。彼らはあなたに何か間違ったことをした訳ではない。それなら、あなたはなぜ彼らに物を投げるのか?ネガティブなものはすべて、ゴミ箱に投げ捨てる方がよい。 

あなたが気づいているなら、そういったことが可能なことに驚くだろう。そして、ネガティブなものが解き放たれると、再びポジティブなものが溢れ出す。 

関係性が熟した時、初めて再び一緒にネガティブなものを解き放つことが出来る・・・関係性がしっかりしたものになった時。その時も、それはセラピーとしての意味合いでなされるべきだ。 

関係性の中で2人のパートナーが本当に気づき、大変ポジティブで、ひとつの存在として統合され、そして今、互いに寛大であり・・・また寛大であるだけでなく、相手のネガティブも使うことが出来る時・・・彼らは、自分たちがセラピー的な手段として一緒にネガティブになることに同意するようになるはずだ。 

その時も、それを意識的にやって欲しい。無意識ではなく、とても慎重にやって欲しい。毎晩1時間、あなた方が互いにネガティブになるようにしてごらん・・・どこかでいつもネガティブになるよりは、それをゲームにしてしまいなさい。 

というのも人々はそんなに覚めていないからだ・・・24時間、彼らは覚めていない・・・だが1時間、あなた方は2人で一緒に坐り、ネガティブになることが出来る。その時、それはゲームだ。 

それはグループのようなものだ。1時間後、あなた方はそれを終わりにする。そして何のかけらも残さない。あなた方は自分たちの関係性にネガティブなものを持ち込まない。 

最初に、ネガティブなものは、1人の時に解き放つべきだ。第2ステップでは、あなた方2人が一緒にネガティブなものを解き放つという同意のもとに、時間を定めてネガティブなものを解き放つべきだ。第3段階で、初めて人は自然になるだろう。その時、怖がる必要などない。 

あなたはネガティブにもポジティブにもなれる。それはともに美しい・・・だが、それは第3段階だ。 

OSHO, For Madman Only より抜粋