OSHO said

20世紀の覚者、OSHO(バグワン・シュリ・ラジニーシ)の講話

30.愛の真の敵

<OSHOの講話より> 

恐怖の代わりに愛を生きなさい。それらはまったく正反対のものだ。人々は普通、愛と憎しみが正反対のものだと考える。それは誤りだ。そうではない。愛と憎しみは同じエネルギーだ。愛憎はひとつのエネルギーだ。愛は憎しみになり得るし、それらは転換出来る。
だから、それらは反対のものでなく、補い合うものだ。 

実際、私たちは同じ人を愛し、憎む。それらはいつも一緒にある。それらは敵ではない。友人だ。真の敵対は、愛と恐怖の間にある。それらは決して一緒にはない。もし、あまりにも恐怖に囚われてしまえば、愛は消え去る。恐怖は愛に転換され得ないし、愛は恐怖に転換され得ない。それらは転換出来るものではない。 

唯一、愛だけが人を豊かにする。恐怖は片輪にし、麻痺させ、麻痺すればするほど、あなたはさらに恐れるようになる。だから、それは悪循環だ。愛はあなたに翼を与える。あなたが生の中にくつろぐのを助ける。様々な生き方で生を経験する勇気を与える。愛は、あなたに生の全範囲を与える。それは多次元にわたるものだ。それは虹のすべて、生のあらゆる色彩だ。だからまず、恐怖を落とし、もっともっと愛を受け容れ、恐怖を愛に置き換えなさい。 

そして第2には、大空、広大なもののことを考えなさい。自由、無限のことを考えなさい。小さなものごと、くだらないことを考えない。愛にはすべてを犠牲にする用意がある。愛はただ広大なもののことだけを考える。それは風に乗る鷲だ。それは未知なるものを探しに向かう。 

OSHO、「生・愛・笑い」(めるくまーる社)より抜粋