OSHO said

20世紀の覚者、OSHO(バグワン・シュリ・ラジニーシ)の講話

155.エネルギーが流れるのを許しなさい

<OSHOとのダルシャン(面談)より>       (1976年7月30日) 

OSHO・・・ハロー! 君は何だい? 

ロニー・・・(イギリス人の女の子。しゃくりあげ始める)分かりません。 

OSHO・・・ちょっと目を閉じてごらん。そして、もし何かが起こったら、それを起こらせなさい。 

※ロニーはたちまちにして全身を震わせ始める。時々それを確かめるのだが、すぐに不随意の震えに圧倒されてしまう。・・・ 

OSHO・・・それを許しなさい。恥ずかしがらなくていい・・・それがあなた流の言い表し方なのだ。 

※数分後、ロニーは自分を取り戻して、涙ながらにOSHOに、自分はどうやって自分自身でいるか、どうやってリラックスするか全く分からないのだと語った。OSHOは、彼女が小さなものごとでかき乱されやすいのは分かるが、それは表面的な問題で、打つ手はあると話した。 

OSHO・・・それで、君のサニヤスはどうする? (ロニーは即座にうなずく) 

OSHO・・・これが君の名前だ。マ・デヴァ・サリラ。デヴァとは聖なるものを意味し、サリラは川を意味する。聖なる川・・・そして、君はそれを覚えておかなければいけない。 

君は自分のエネルギーを差し押さえている。それがほとばしるのを、流れるのを許していない。それはちょうど川がせき止められて、そこにダムができているようなものだ。エネルギーがそこにある。脈打ち、震動し、炸裂したがっている。しかし、あなたがそれを押さえている。 

それを解き放たない限り、トラブルは絶えまい。一度それを解き放てば、あなたはたくさんのトラブルから自由になることだろう。一度あなたがそれを解き放てば、それはあなたからあらゆるガラクタを取り去ってくれるだろう。 

あなたにデヴァ・サリラという名前をあげたのはその為だ。自分が川でいなければいけないのだということを覚えておきなさい。流れている。常に流れている・・・。海の中へと溶け去らない限り、止まってはならないよ。他にあなたのゴールになるような場所はありはしない。もっともっと遠く進み続けなさい。人はあらゆる境界線が溶け去る海まで辿り着かねばならない。 

ところが、あなたはそれを必死で押さえている。そしてもし押さえれば、あなたは衝突を創ることになる。あなたは自分の存在の中にひとつの矛盾を創り出す。エネルギーは外に出たいのに、あなたはそれを引き戻したがる。この衝突の中で不安が起こる。そして、もしこの衝突が長引けば、あなたはブロック(エネルギーの滞り)を創ることになるのだ。そうなると、差し押さえるということが無意識的な習慣になってしまう。 

エネルギーは整っているし、別に大した問題などない。もしあなたがそれを押さえようとしなければ、それは流れ始めることだろう。私には、あなたがそれを押さえていること以外、他にどんなブロックも見えない。いくつかのグループをやってごらん。そして絶対に押さえないこと・・・。ただ完全に流れていなさい。それについてけちん坊にならないこと。 

多くの人達は、どうしてそんなにケチケチするのか分からないくらいにエネルギーに関してはけちん坊だ。そもそも初めから、どんな子供もけちん坊になることを教え込まれる。しかし生の数学では、エネルギーを送れば送るほど、あなたはそれだけ多くのエネルギーを受け取るということになる。使う量が少なければ少ないほど、得る量も少ない。必要がないからだ。 

もし全く使わなければ、全く得られないだろう。そんなことになったら古いエネルギーがよどんだ、死んだまま残って、段々と有毒になってゆく。エネルギーは新鮮でなければならない。絶えず新鮮なものでなければならない。 

私はそれが見える・・・。あなたの体のどの穴も、流れることを必要としている。ここにいる5週間、踊り、歌い、人々と交わり、出会い、接触を持ち、愛してごらん。これからの5週間は、自分の古い差し押さえる習慣を完全に忘れ去るのだ。 

ここでは様々なことが許される。たとえもし突っ立って震えていたところで、誰もあなたのことを狂っているだとか、気違いになったなどとは言うまい。ここには、あなたより狂った大の気違い連中が大勢いる。だから心配する必要はない。 

「生命の歓喜・DANCE YOUR WAY TO GOD」(めるくまーる社)より